【創造技法第三回】「マトリックス法」とはなにか

    Contents

    はじめに

    動画での説明

    ・この記事の「概要・要約」はyoutubeの動画の冒頭にありますのでぜひ参照してください

    よろしければサイト維持のためにチャンネル登録をよろしくお願いしますm(_ _)mモチベになっていますm(_ _)m

    【打ち込み版】マトリックス法のテンプレート

    ※エクセルなどでやったほうが効率や保存性という意味ではすぐれているが、面倒な人もいると思うので典型例を表として作っておく。スマホやPCなら画面をスクリーンショットなどをしておけば保存できる。ただし、スマホだとすこし幅が狭く入力しにくいかもしれない(横スクロールを一応つけた)。画像バージョンはこの記事の一番下の方に作成してある。

    組み合わせマトリックス法のテンプレート

    アイデアボックス法のテンプレート

    2×2マトリックスのテンプレート

    トレードオフ・マトリックスのテンプレート

    リスク\リターンリスク大リスク小
    リターン(高)①ハイリスク・ハイリターン
    ②ローリスク・ハイリターン
    リターン(小さい)③ハイリスク・ローリターン
    ④ローリスク・ローリターン

    アンゾフマトリックスのテンプレート

    製品\市場既存新規
    既存①市場浸透(低リスク低リターン)
    ②市場開拓(中リスク中リターン)
    新規③製品開発(中リスク中リターン)
    ④多角化(高リスク高リターン)

    SWOTマトリックスのテンプレート

     ポジティブネガティブ
    内部要因①Strengths(強み)
    ②Weaknesses(弱み)
    外部要因③Opportunities(機会)
    ④Threats(脅威)

    TOWSマトリックスのテンプレート

     機会(O)脅威(T)
    強み(S)①SO戦略(積極攻勢)
    ③ST戦略(差別化)
    弱み(W)②WO戦略(弱点強化)
    ④WT戦略(防衛・撤退)

    マンダラートのテンプレート

       
       
       

       
       
       

       
       
       

       
       
       

       
       
       

       
       
       

       
       
       

       
       
       

       
       
       

    【前提】はじめに

    【1】創造技法の位置づけ

    図で整理したものがこちら。

    ※詳細は第一回や創造発見法の動画で説明している。

    何らかの解決すべき問題発見」が生じ、そのための「問題解決手段」として創造技法が用いられることになる。

    【2】発散技法と収束技法

    問題解決技法を整理すると上の図のようになる。

    今回扱う創造技法は「発散技法(発散型)」のひとつである「強制連想法」に位置づけられる「マトリックス法」を学んでいく(探求連想法として広義に位置づけられることもある)。

    POINT

    強制連想法制約をかけて思考の範囲を絞り、アイデアを積極的に出す方法

    マトリックス法

    【1】マトリックスとはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    マトリックス(英:matrix):一般に、数字や情報を横(行)と縦(列)に並べて整理した表のこと。数学の用語では「行列」という。※マトリクスともいう。

    たとえば牛丼チェーン店の情報をまとめるときに、右の表を作成したとする。この表はれっきとしたマトリックスである。

    縦は牛丼屋の店の名前であり、横は味やコスパなどの項目が並んでいる。それぞれ組み合わせて評価させていった表をつくると、分析がしやすくなる。

    たとえば第一列は「A牛丼店」であり、第一行は「味」という意味になる。

    行と列が組み合わさり、「A牛丼店の味(の評価)」という意味になる。

    牛丼の表は、行と列によって情報が整然と構造的に配置されている。

    『マトリックス』という有名な映画がある。あらすじは「現実と思っていた世界が、実はコンピューター(AI)によって作られた仮想現実であり、主人公がその真実に気づいて立ち向かう物語」である。

    映画『マトリックス』に登場する仮想現実は、情報が機械(AI)によって精密に構成された世界であり、人間たちはその構造の中で生きていることに気づいていない。プログラムでは、その構造が0と1のデジタル情報(バイナリ)によって表現されている。仮想現実の構築も牛丼の表と同様に、整然と構成されているといえる。

    また、マトリックスはもともとラテン語であり、「母体」、「子宮」、「源」などを意味するらしい。要するに「生み出すもの」という意味であり、機械が人間に「(仮想の)現実」を生み出しているというニュアンスがあるのかもしれない。マトリックス法で生み出されるのは「アイデア」である。

    「マトリクスとは『軸(Jiku)』と『値(Atai)』と『巾(Haba)』で考えるので、JAH法なのです。『発想力の視点』(2009)で紹介したこの方法は、ひとつの面白そうなアイデアを、さらに深堀りするための《探求連想法ツール》です。」
    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,40p

    「マトリックス(matrix)とは、数学の用語で、『行列』のことです。数や関数などを長方形の形にまとめて括弧をつけたものを行列といいます。十九世紀の中頃に使いはじめられました。『行列』は、『行』と『列』からなります。横向きの一ならびの要素を行といい、上の方から順次、第一行、第二行、……と縦向きの一ならびの要素を列といい、左の方から順次、第一行、第二行、……と呼びます。マトリックスは、数学等の学術専門分野ばかりではなく、ビジネス世界にも簡略化され、広く応用されています。たとえば、『マトリックス組織』とは、従来型の、命令系統によって組織される縦系統とともに、プロジェクト・チームなどのように独自な意思決定権を持つ横系列にも属する2次元的命令組織のことです。」
    鷲田小彌太「分かる使える思考法辞典」,すばる舎,第一版,107p

    【2】マトリックス法とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    マトリックス法(英:matrix method):・複数の要素や基準を表に整理して比較・分析してアイデアを生み出す発散技法のこと。

    先程の牛丼の表も、立派なマトリックス法による分析だといえる。

    マトリックス法にはいくつかの種類がある。ざっくりと分類した図がこちら。

    先程の牛丼のマトリックスは、組み合わせマトリックス法というシンプルな技法であるといえる。今回はそれぞれの技法を簡潔に説明していきたい。

    【3】組み合わせマトリックス法とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    組み合わせマトリックス法2つ以上の要素をマトリックス上に整理し、それらの組み合わせによって新たな発想や選択肢を生み出す発想技法のこと

    一番基本的なマトリックス法である。

    組み合わせマトリックス法のプロセス、やり方
    1. テーマを決める。例:商品の新しいアイデアを決めるなど。
    2. 要素を抽出する。2つ以上の要素を出す必要がある。例:素材、色、機能、価格など。
    3. マトリックスを作成する。縦軸と横軸に異なる要素を配置した表を作成する。
    4. 交差するセル(組み合わせ)を確認する。各組み合わせについて、新しい可能性や案を考えていく。
    5. 魅力的な組み合わせをピックアップし、実現性などを評価していく。
    組み合わせマトリックス法の具体例

    1. 新商品のバッグを考えたい。
    2. 「素材」と「機能」という2つの要素を抽出する。
    3. 表にする。
    4. れぞれの要素を満たすかどうか評価していく
    5. 評価が高い組み合わせをピックアップして、さらに比較していく。今回の例の中では、ナイロンの素材が魅力的であるといえる。

    表にするとこのようになる。

    例えばランチのメニューの組み合わせの検討に使うこともできる。

    あるいは「勉強するユーザーの目的」と「機能」などに要素を絞って新しいアプリを開発したい場合、それらを満たすアイデアをどんどん考えていくこともできる。

    家事がテーマだとすると、列が家事の種類、行が時間帯と言ったように考えることができる。

    発想法だからといって非日常的なデバイスの開発などだけに使うとは限らない。日常的な生活の合理化や整理、ちょっとしたコツなどにも用いることができる。

    【4】JAH法とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    JAH法軸(Jiku)、値(Atai)、巾(Haba)の3要素を用いて対象の本質を捉え、属性の広がりを探ることで新たなアイデアを出す発想技法のこと。三谷宏治さんの発案。

    しかしこの方法は先程のシンプルな方法と違って頭にスッと入っていきにくい。よく理解する必要がある。※JAHの読み方は不明だが、今回はジャー(もしくはヤー)と読むことにする。

    POINT

    (J)対象の属性や分類のこと。例:「お弁当箱の改善アイデア」の場合、軸は「お弁当箱」が要素だといえる。

    POINT

    値(A)対象の属性における具体的な状態や特徴のこと。例:「お弁当箱」が軸の場合はサイズ、素材、仕切り、開け方といった要素が考えられる。

    POINT

    巾(H,幅)対象の属性が取り得る他の値の範囲のこと。例:「お弁当箱」が軸の場合の値がサイズだとしたら、小さい、中くらい、大きい、スリム、2段といった幅が要素となる。

    JAH法の使い方
    1. まずはアイデアを見つける。既存のものや、考えたものなど。特に、先行する面白いアイデアを分解してみるというのが重要になるだろう。創造は積み上げられてきたものの組み合わせ。
    2. イデアを軸・値・巾に分解する(JAH展開)。
    3. 分解した言葉を組み合わせる。隠れた軸はないか考える。軸から大きく巾をとって組み合わせてみる。

    「マトリクスとは『軸(Jiku)』と『値(Atai)』と『巾(Haba)』で考えるので、JAH法なのです。『発想力の視点』(2009)で紹介したこの方法は、ひとつの面白そうなアイデアを、さらに深堀りするための《探求連想法ツール》です。」
    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,40p

    「アイデアとは通常、言葉の連なりです。まずその連なりをいったんバラバラにして、ひとつひとつの意味を考えます。」
    「大ヒット商品で試してみましょう。任天堂の『DS脳トレ』の正式名称は『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』です。全32文字14節の恐るべき長さです。でもそのひとつひとつに深い意味が隠れているにちがいありません。バラして、まずは軸と値を考え、そして巾を出していきます。」

    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,40p

    「JAH法の第二ステップは『組み合わせ』です。2つ以上の値や巾を組み合わせて、新しいアイデアをつくっていきます。」
    「アイデアや商品名の言葉の意味にこだわる。隠れた意味(属性=軸)はないか。今の意味(値)から大きく巾をとって組み合わせる。」
    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,43p

    JAH法の具体例

    たとえばJAH展開ではこのような図を使うらしい(すこし図形が違うが)。

    先程のお弁当箱の例であてはめてみるとこのようになる。

    次に、組み合わせていく。このような図をつかうらしい。

    個人的には表が複雑だと使いにくく、思考がしにくく感じてしまう。シンプルな組み合わせマトリックス法でも代用ができてしまうように思える。JAH法でポイントなのは表ではなく、本質を分解して拡張するという方向性にあるといえる。

    お弁当箱のケースで適当に当てはめてみると、このようになる。自分が開発したい物はどのような層をターゲットにしているかなどを確認する際に便利かもしれない。

    まずアイデアを他人のものでも自分のものでもいいから用意し、分解し、組み合わせて新しい発想を見出す面白い方法だ。哲学者のデカルトのような原子論的アプローチともいえる。

    【5】アイデアボックス法とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    アイデアボックス法 (英:Idea Box method):複数の観点(属性)ごとに選択肢(要素)を挙げて表(ボックス)に整理し、それらを自由に組み合わせて新しいアイデアを生み出す発想技法のこと。

    一度に多くの観点を扱うことできるという意味ではシンプルな組み合わせ法よりも多元的であるが、すべての組み合わせを検討する必要がなく、自由度が高いという意味では、(後で扱う)形態分析法の簡易版ともいえるかもしれない。

    アイデアボックス法のやり方、プロセス

    1. 目的を設定する。例:新しい傘のアイデアが欲しい。
    2. 属性(行)を設定する。この段階で重要なのは、アイデアや課題の「本質」を考えることである。傘の本質とはなんだろうか、と考えていく。例:素材、開閉方式、機能など。
    3. 各属性に複数の具体的な選択肢を挙げていく。例:素材はビニール、布、再生紙など。
    4. 表にして組み合わせについて考えてみる。この段階で重要なのは混ぜ合わせることである。例:素材はビニールで、手動で開き、UVもカットしてしまうなど。
    5. 拡張してみる。ただ単に現実的な選択肢を挙げていくのではなく、突飛な選択肢へと変化させたり、組み合わせたりしてみる。例:素材は空気など。
    アイデアボックス法の具体例、プロセス

    このような図を使うといいらしい。

    例えば傘の例を表にするとこのようになる。

    「創造的問題解決」という著作では物語のアイデアを出すケースが例として挙げられている。

    このボックスから、それぞれの選択肢を適当に列ごとにとっていき、いい物語はないかどうか考えていくのである。「ジャーナリストが警察署で1950年代に賭けに勝った」というように組み合わせていく。ではなぜ?というようにアイデアが進んでいく。また、とんでもなく規模が大きな警察署やロボットしかいない警察署など、拡張しても面白いだろう。

    「アイデアボックス法は、新しくかつ独創的な結合でたくさんのアイデアを生み出す偉大なツールである。あなたの挑戦に関して本質的な特製に名前をつけるところから始めなさい。次に、それらの各々の特性の下に列をつくり、適切な選択肢で埋めていきなさい。独創的なアイデアを発見するために、各列から1つ取り出して選択肢の合併を始めた時に、愉しみが始まる。」
    弓野憲一監訳,B.ミラー,J.ヴィハー,R.ファイスティン,「創造的問題解決」,北大路書房,第一版,26p

    【6】形態分析法とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    形態分析法問題を構成する複数の属性とその選択肢を洗い出し、それらを組み合わせることで新たな解決策やアイデアを生み出す発想技法のこと。

    一見すると、組み合わせマトリックス法とほとんど同じ方法に見える。重要なのは「選択肢を徹底的に洗い出す」という点である。

    可能な限り「すべての組み合わせ」を探し出すことが目的にある。たとえば気軽に今日の晩ごはんを考える際などにはむいていないといえるだろう。もちろん、冷蔵庫にある材料のすべての可能な組み合わせと限定すれば、もっと現実的に可能になるのかもしれない(それでも大変だが)。

    形態分析法の発案者が宇宙工学の権威として知られているフリッツ・ズィッキーという人らしい。

    工学に利用する目的で考案したのだと推測できる(もちろん、汎用性も本人が認めているが)。より具体的に言えば、エンジンなどの「技術開発」に向いている発想法だといえる。

    「形態分析法は、カリフォルニア工科大学で宇宙工学の権威として知られたフリッツ・ズィッキーが一九四二年に発表した強制連想法の一技法です。彼は『問題解決するにあたって、先入観や事前評価が多すぎる』と考えました。そこで、思考する全ジャンルを洗い出し、すべての可能な組み合わせを考えることにしました。それが形態分析法です。彼は形態分析法を利用する時に『明らかに不可能と証明されない限り、何事も不可能と認められるべきではない』と言ってあらゆる可能性追求の必要性を説いています。」
    高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,96p

    「形態分析法は、発想するのにいくつかの独立した要素を組み合わせてチャート化し、組み合わせられたワクごとに発想していくという方法をとります。」
    高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,97p

    形態分析法のやり方、プロセス
    1. 目的や課題を明確にする。例:新しいカバンを開発するにはどうしたらいいかなど。
    2. 主要な属性(分析の軸)を抽出する。例:素材、形状、用途、サイズなど。
    3. 各属性に対して選択肢を列挙する(可能な限りすべて)。
    4. マトリックス形式の表(形態分析チャート)を作成する。属性が2つの場合は行と列、3つの場合は高さ、幅、奥行に分類してそれぞれ選択肢を羅列していく形となる。
    5. 属性間の組み合わせを選び、実現可能性を検討する。この際、非現実的なものや非整合的な組み合わせは除外する。
    6. 有望な組み合わせを選び、検討する。

    たとえば独立変数が3つあった場合は、このような図を考えることができる。

    高橋誠さんの具体例を参考に構成してみると、このような図が例えばできるだろう。3つの変数に対して、各変数が3つの選択肢を持つ場合、可能な組み合わせの総数は27通りある。

    たとえば縦に「若い世代」、横に「家庭雑貨」、奥行に「祝い」という組み合わせを選ぶと、「引っ越し祝いの小物」などが考えられるかもしれない。

    もちろん、可能な限りすべての選択肢を洗い出す場合は、もっと大きなボックスができることになる。しかし変数が多すぎる場合は立体的なボックスは不向きだろう(そもそも3次元以上のボックスの作り方がわからない)。

    たとえば発案者のズイッキーは「ジェットエンジンの推進方法」というテーマで具体例を出している。この場合の変数はエンジン作動時の環境、推進燃料の作動のタイプ、推進燃料の物理的状態、推進増大装置のタイプ、点火のタイプ、作動の連続性の6つである。

    そこから現実的な選択肢を考えていく。たとえばエンジン作動時の環境の場合は真空、大気、水、地球内の地層が挙げられている。推進燃料のタイプは静止、移動、振動、回転が挙げられている。

    推進燃料の物理的状態の場合は、ガス状、液体、固形が挙げられている。推進増大装置のタイプの場合はなし、内蔵、外装が挙げられている。点火のタイプの場合は、自己点火、外部点火が挙げられている。作動の連続性の場合は、継続的、断続的が挙げられている。

    選択肢はかならずしもさきほど示したボックスのように均等な数になる必要はないということがわかる。継続的/断続的のように、2者択一であってもいいのである。また、可能な限り「現実的な選択肢」に絞るという点も重要である。たとえばストーリー作りなら、「面白い」と思った選択肢に絞ってもいいかもしれない。絵作りなら「美しい」、音楽なら「心地いい」など、さまざまな尺度があってよいだろう。

    ※とはいえ、ズイッキーのケースでは、4×4×3×3×2×2=576で、可能な組み合わせの総数は567通りもある。

    より大きなボックスのケース

    そもそも6変数を一度に立方体に表すことは難しい。したがって、3変数ごとに立方体をつくり、それらの組み合わせを検討する必要がある。

    もっとも、3変数の2つのボックスの組み合わせを考えていく作業も大変である。組み合わせの結果だけをAIに出力してもらい、一つ一つ検討していくということも現実的な手段としてはあるのかもしれない。

    あるいは最初から3変数にしぼって、一つの立方体ですべてを考えるという妥協も必要になるだろう。

    立方体の選択肢が3つで少ない場合は、もっと増やすこともできる(変数自体は3つで変わらない)。ボックス自体に何かを描き込んでいくわけではないので、選択肢の情報はべつの紙でもいいのかもしれない。

    追記(2025/06/07):画像をよく見たら、奥行が3マスのままだった。申し訳ない。

    【7】2×2マトリックス法とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    2×2マトリックス法2つの観点(軸)を使って、物事を縦と横の2軸で分類し、4つの領域(セル、組み合わせ)に整理することでアイデアを生み出す発想技法のこと

    要するに、組み合わせ法の2×2のバージョンである。組み合わせを4つに絞るという点がポイントになる。

    上の図のような表を基本的に用いることになる。

    2×2マトリックス法の具体例として、有名なものにトレードオフマトリックス、TOWS(SWOT)マトリックス、アンゾフマトリックスなどがある。

    それぞれ見ていこう。

    トレードオフマトリックスとはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
    POINT

    トレードオフマトリックス(英:Trade-off Matrix):相反する2つの変数を縦軸と横軸に取り、それらの組み合わせによって分類・評価・意思決定を行う2×2の分析手法のこと。

    POINT

    トレードオフ(英:Trade-off):一般に、あるものを得るためには、別の何かをあきらめなければならないという関係を意味する。例:品質を上げるとコストが上がるが、コストを下げると品質が落ちる。作業を速くするとミスが増えるが、正確さを重視すると時間がかかる。

    トレードオフマトリックスの具体例

    品質を上げるとコストが上がるが、コストを下げると品質が落ちるという例を表にすると、このようになる。

    現実的な選択肢としては、「コストが高いが品質も高い」か、「コストが低いが品質も低い」のどちらかになるのだろう。

    たとえば『トレードオフ』という本の著者であるケビン・メイニーは、「質(quality)か手軽さ(convenience)のどちらを選ぶしかない」と主張しているという。

    たいていのケースでは二律背反なことが多く、どちらかを選ぶしかないということである。組み合わせは4つあるが現実的な選択肢は2つであり、いいとこどりは難しいという話だ。もちろん発想の豊かさにより、二律背反を乗り越えるということも例外的にありうるだろう(コネを使うなど)。

    絵を描く場合も、長い時間をかければきれいな絵を作れるかもしれない。しかし、品質と時間はトレードオフの関係にあるともいえる。仕事で絵を描く場合、時間ばかりかけていられないことがある。

    ※品質と時間が妥協できるような組み合わせを選択する必要が出てくるといえる(中品質と中コストという組み合わせもありえてくる)。

    三谷さんが紹介しているトレードオフマトリックスの例を紹介する。まずはリスク・リターンマトリックスである。

    たしかに低リスク高リターンはほとんど存在せず、高リスク低リターンは選択しないので、選択肢は二律背反の2つになる(もちろん、中リスクなど細分化は可能であり、2極化しすぎることも問題であると言える)。

    ここで重要なのは大きな成果を求めるなら失敗のリスクがあり、失敗のリスクを避ける場合は大きな成果を望めないという教訓である。我々がなにかに集中しているとき、何かを失っているのではないか、と考えてみると面白い。

    他にも効果/実現性、品揃え/新鮮さなど、さまざまなトレードオフ関係がある。白色と黒色など、絵の色彩配置にもトレードオフはありそうである。もちろん音楽の領域にもたくさんあるのだろう。

    こちらはケビン・メイニーによる「上質さ(Quality)と手軽さ(Convenience)」のトレードオフの図である。

    どちらかを選ぶしかなく、両方をいいとこどりで選ぼうとすると失敗するという。上質さを追求すれば手軽さは減り、手軽さを追求すれば上質さが減るしかないというわけだ。100円均一の商品は手軽に買えるが、耐久性はあまりよくないことを考えるとわかりやすい。かといって上質な商品を100円で売ると儲けが出ない。

    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,74-77P参考

    アンゾフ・マトリックスとはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
    POINT

    アンゾフ・マトリックス(英:Ansoff Matrix):製品と市場の2軸を用いて、企業が成長戦略を検討するための4象限マトリックスのこと。イゴール・アンゾフという経営学者が発案したという。

    2軸は製品と市場以外にも、顧客、技術、地域、価格帯などさまざまなバリエーションがあるという。特定の分野に特化させたマトリックスであるといえる。

    アンゾフ・マトリックスのやり方、プロセス
    1. 自社の製品と市場の現状を整理する。どんな製品が会社にあるのか。どの市場に位置しているのかを明らかにする。
    2. 市場と製品という2変数(属性)に、それぞれ既存/新規という選択肢を作り、2×2のマトリックスを構成する。
    3. それぞれのマスを検討し、組み合わせて考えていく。もっともよいと思われる組み合わせを選択し、それを自社の戦略であると想定する。
    4. 選択した戦略のリスクやコストなどを検討する。
    アンゾフ・マトリックスの具体例

    たとえばこのような表を作っていくことになる。

    市場浸透とは今の市場と製品の中で成長を図る戦略である。市場開拓とは今の製品を新しい市場に売り込む戦略である。製品開発とは今の市場に新しい製品を投入する戦略である。多角化とは、市場も製品も新しいところで勝負する戦略である。

    たとえば飲食チェーン店なら、このような具体例を考えることができるかもしれない。

    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,62-63p参考

    SWOTマトリックスとはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
    POINT

    SWOTマトリックスある組織や計画を整理するために、4つの要素(強み、弱み、機会、脅威)を整理して表にまとめる発想技法方法のこと。

    ※SはStrengths(強み)の頭文字で、WはWeaknesses(弱み)の頭文字、OはOpportunities(機会)の頭文字、TはThreats(脅威)の頭文字である。今回はスウォット(SWOT)と読むことにする。

    属性は内部要因/外部要因、ポジティブ/ネガティブで構成されている。それぞれの組み合わせがSWOTになるという。

    表にすると上のようになる。

    SWOTマトリックスの具体例

    適当に組み合わせを考えてみると、このような具体例が思い浮かぶ。

    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,66-67p参考

    TOWSマトリックスとはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    SWOTマトリックスは現状を整理するツールであるという。このSWOTマトリックスを拡張するツールに、TOWSマトリックスというものがある。

    POINT

    TOWSマトリックスSWOT分析で整理した4つの要素(強み、弱み、機会、脅威)を組み合わせて、具体的な戦略を考えるためのマトリックスのこと。

    ※SWOTを反対から読めばTOWSとなる。TOWS(トウズ)と今回は読むことにする。

    SWOTマトリックスで組み合わせとして各SWOTがあったが、TOWSマトリックスでは変数(属性、軸)として各SWOTが配置される。

    組み合わせとして積極姿勢であるSO戦略、弱点強化であるWO戦略、差別化であるST戦略、防衛・撤退であるWT戦略が見えてくる。表にすると上のようになる。

    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,66-67p参考

    TOWSマトリックスの具体例

    飲食チェーンをテーマにして適当に図に書き入れていくとこのようになる。

    【8】マンダラート法とはなにか

    POINT

    マンダラート(Mandal-Art):1つの中心テーマを起点に8つの関連項目を周囲に展開し、さらにそれぞれを中心として展開を繰り返すことで思考を拡張する発想技法のこと。

    曼荼羅(まんだら)を使うアート(技術)というわけである。デザイナーの今泉浩晃さんが発案したものらしい。野球選手である大谷翔平さんが使っていたことでも知られている。

    曼荼羅とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説

    POINT

    曼荼羅(まんだら、mandala):一般に、仏教で使われる、宇宙や世界のしくみを表した絵のことを意味する。たとえば円や四角の中に仏が決まった順番で並んでいる絵がある。

    三谷宏治「全思考法カタログ」,Discover,第一版,28-29p参考

    マンダラートのやり方、プロセス

    ① 中心にテーマを書く。

    発想したいテーマや問題を9マス(3×3マスグリッド)の中央に書く。

    ② 周囲の8マスに連想アイデアを書く。

    中心のテーマから連想するアイデアや要素を周囲の8マスに書いていく。

    ③ それぞれの周囲にマスをさらに展開する。

    周囲の1つ1つのマスを新たな中心として、同じように8つのアイデアを書く。

    ④ 展開されたアイデアから、さらに拡げていく。

    必要ならさらにアイデア1-1を独立させて展開していってもいいのかもしれない。

    ⑤ でてきたアイデアを見直し、評価し、使えそうなものを選んで活用していく。

    マンダラートの具体例

    たとえば「起業家になる」というアイデアが中心だった場合、このように関連するアイデアを挙げることができる。

    もちろん、「美しい海の絵を描くためには」、「効率よく受験勉強をするためには」など、あらゆる身近な問題に応用できる。

    【9】それぞれのマトリックス法の整理

    まず、マトリックス法を「自由に広げるタイプの発想技法」と「絞り込むタイプの発想技法」の2つに分類する。

    マトリックス法自体は「発散技法」であるが、マトリックス法の内部では発散技法(広げる)と収束技法(絞る)のグラデーションがあるとざっくりと考える。

    自由に広げるタイプのマトリックス法
    POINT

    自由に広げるタイプの発想技法・明確な目的や選択肢が定まっていない状況に向いている方法。アイデアの探索、思考の拡散、新しい切り口の発見などを目的とする。

    ・芸術、創作、研究の仮説生成、教育現場での利用などにむいている。

    当てはまる例:組み合わせマトリックス法、JAH法、アイデアボックス法、マンダラート法、形態分析法など。

    絞り込むタイプのマトリックス法
    POINT

    絞り込むタイプの発想技法すでに一定の課題や選択肢がある状態で、合理的な意思決定を支援する発想技法のこと。整理、評価、比較、優先順位付け、戦略策定などを目的とする。

    ・ビジネス戦略、キャリア設計、政策判断などにむいている。

    当てはまる例:アンゾフ・マトリックス、トレードオフマトリックス、SWOTマトリクス(TOWSも含めてもいいかもしれない)など。

    分野ごとに適したマトリックス法の整理
    技法名拡散型収束型概念の自由度適用シーン
    組み合わせマトリックス法⭕️✖️高い創作、アイデア発想、思考の整理
    アイデアボックス法⭕️高い製品アイデア、創作、教材づくりなど
    マンダラート⭕️✖️高い自己分析、企画、創作、学習計画
    形態分析法⭕️中程度商品開発、サービス設計、研究設計
    JAH法⭕️✖️高い初学者向け発想支援、グループワーク
    アンゾフ・マトリックス✖️⭕️低い(固定構造)市場戦略、企業成長戦略
    トレードオフ・マトリックス✖️⭕️中程度意思決定、キャリア選択、企業比較
    SWOT/TOWSマトリックス⭕️中程度内外環境分析、戦略立案、自己分析

    ざっくり表にすると、右のように整理することができる。

    マトリックス法をそれぞれ上位と下位でカテゴリーにわけて分類すると、右の図のようにざっくりと整理できる。

    社会学におけるマトリックス法

    【1】マートンの機能分析をマトリックス法で理解する

    ロバート・キング・マートンという社会学者は機能分析という方法で社会を分析している。機能分析とは広義には「あることがらのはたらきをとらえる」という分析のことである。今回は詳説せず、ざっくりと佐藤俊樹さんが解説している具体例だけを見ていく。

    たとえば林檎もバナナも、エネルギーの補給という意味では同じ機能(結果)を生じさせており、「機能的等価」だと言える。

    マートンは「援助」の機能分析を行っている。たとえば慈善や公的支援によって貧窮者を援助するものが代表的なものだとする。その他にも政治的な目的をもって援助する人や、見返りを期待して非合法的な組織が援助する場合がある。明らかに反社会的な人たちが炊き出しをすることなどは実際にあり、犯罪をさせることもありうる。

    援助の主体\機能(1)資源提供
    慈善や公的支援⭕️
    ボスの援助⭕️

    マトリックスにするとこのようになる。

    たしかに「資源提供」という機能からみれば、どちらも等価だと言える。たとえば政府が炊き出しをしても、反社会的勢力が炊き出しをしても、貧窮者のエネルギー補給という観点からすれば機能的に等価である。生活を立て直す資金の提供という意味でも同じだろう。

    マートンは逆機能にも着目している。たとえば公的支援の場合は道徳的な正しさがあるが、ボスの援助には道徳的な正しさがないという。

    援助の主体\機能(1)資源提供(2)道徳的正しさ
    慈善や公的支援⭕️⭕️
    ボスの援助⭕️✖️

    同じ結果でも、道徳的に正しい結果かどうかが異なるというわけである。ボスの援助の場合は逆機能ということになる。ざっくりいえば援助という結果に対してネガティブに働いていれば逆機能ということになる。表にすると、2つの主体における援助は総合的にみれば機能的に等価ではないことがわかる。

    ここからが面白い。マートンは「潜在的機能」という、意図や認知がされにくい機能を取り入れていく。

    たとえば公的援助は「援助を受ける人々の自尊心を奪う」という潜在的機能があるという。この潜在的機能は逆機能であることがわかる。

    一方で、ボスの援助は見返りなどを要求する意味で対等であり、自尊心を必ずしも奪わないという。そのため、自尊心という項目に関しては逆機能ではなく、機能している(順機能と呼ぶ学者もいる)ことがわかる。

    援助の主体\機能(1)資源提供(2)道徳的正しさ(3)自尊心保護
    慈善や公的支援⭕️⭕️✖️
    ボスの援助⭕️✖️⭕️

    マトリックスにするとこのようになる。

    もちろん現実の機能の計算はもっと複雑だが、単純に⭕️や✖️の数だけでいえば、両者は2つずつで等価だといえる。

    さらにここからが面白い。マートンはそれぞれの機能の評価の軸を「自立した生活を営んでいく」という具体的なものに絞っていく。この評価に基づいて⭕️か✖️かが判定されると考えていく。

    そこで、第三の援助主体(形態)である「無担保少額貸付」を提示する。この援助主体の場合は、資源提供、道徳的正しさ、自尊心保護という3つの機能を満たすことをマートンは発見する。

    援助の主体\機能(1)資源提供(2)道徳的正しさ(3)自尊心保護
    慈善や公的支援⭕️⭕️✖️
    ボスの援助⭕️✖️⭕️
    無担保少額貸付⭕️⭕️⭕️

    マトリックスにするとこのようになる。

    無担保少額貸付という形態は他の選択肢よりもより機能を満たしており、優位であることが分かる。

    援助の主体\機能(1)資源提供(2)道徳的正しさ(3)自尊心保護(4)継続性
    慈善や公的支援⭕️⭕️✖️⭕️
    ボスの援助⭕️✖️⭕️⭕️
    無担保少額貸付⭕️⭕️⭕️✖️

    さらにマートンは「継続性」という機能も加えていく。無担保少額貸付は短期的で援助を必要としなくなることを想定しており、継続的な支援という意味ではあまり機能しないという観点をとることができる。

    そうすると、また3つの援助主体が機能的等価になる。

    機能の選択肢をどんどん追加して機能的等価なものを判定したり、その優劣を判定していくという作業がとても面白い。そんな発想もあったのか、と目からウロコが落ちてワクワクする。

    機能分析とマトリックス法を掛け合わせることで、より可視化して比較しやすくなるという点がポイントになる。マートンの社会学に興味をもった方は、ぜひ私が以前作成した社会学の説明動画(基礎社会学第三十五回)を参照してほしい。

    【基礎社会学第三十五回】ロバート・K・マートンの実証的機能分析とはなにか

    【2】パーソンズのパターン変数×マトリックス法

    社会学者であるタルコット・パーソンズのパターン変数を紹介します。

    POINT

    パターン変数ジレンマに直面した行為者の行為選択を五つの二項対立軸で記述したもの。

    1. 感情性 vs 感情中立性:「客体に対して情動的な態度をとるかとらないかの区別」
    2. 無限定性 vs 限定性:「客体に対して多面的な関心を寄せるか、限られた側面だけに関心をよせるかという態度の区別」
    3. 普遍主義 vs 個別主義:「客体を普遍的な基準にもとづいて扱うか、主体との特定の関係にもとづいて扱うかの区別」
    4. 所属主義 vs 業績主義:「客体を所属という基準で見るのか、業績という基準で見るのかの区別」
    5. 集合中心的志向 vs 自己中心的志向:「集合体の利害と個人的な利害との区別」※この5つめはパターン変数から除外される場合がある。

    パーソンズは行為者は「特定の分かれ道を選ぶように導かれている」と主張している。

    それぞれの社会に特有なパターンがあるというわけである。必ずしもすべてのパターン変数を使う必要はない。たとえばパーソンズは2つのパターン変数で国を分析している。これもマトリックスを利用している。

    上の図は医者の場合の選択例。たとえばある社会には医者は感情中立であることを選択するという特定のパターンがある。

    パーソンズの社会学に興味をもった方は、私が以前作成した説明動画(基礎社会学第二十三回)を参照してほしい。

    【基礎社会学第二十三回】タルコット・パーソンズの「パターン変数」とはなにか

    【画像版】マトリックス法のテンプレート(A4サイズ)

    ※エクセルなどでやったほうが効率や保存性という意味ではすぐれているが、アナログが好きな人もいるので典型例を画像として作っておく。すべてA4サイズであり、印刷できるようになっている。

    基本的に私の作成したこれらのマトリックスの画像はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスとして扱っているので許諾等なしに使ってもかまわない。単純なマトリックスの図形自体に著作権が厳しく及ぶことはあまりないと思われる(アイデアや手法自体に著作権は及ばないから)。

    商用利用する場合は念の為、参考にした文献などを併記することをおすすめする(当サイトではなく、できれば発案者の文献が望ましい)。

    組み合わせマトリックス(フリー画像)

    組み合わせマトリックス、画像、テンプレート、表、図、フリー

    JAH法

    JAH展開図(フリー画像)

    画像、テンプレート、表、図、フリー、展開図

    JAHマトリックス(フリー画像)

    JAH法、画像、テンプレート、表、図、フリー

    形態分析法のテンプレート(フリー画像)

    3×3×3バージョン

    トレードオフマトリックスのテンプレート(フリー画像)

    アンゾフマトリックスのテンプレート(フリー画像)

    TWOS(SWOT)マトリックスのテンプレート(フリー画像)

    SWOTマトリックス

    SWOTマトリックス

    参考文献リスト

    汎用文献

    高橋 誠「問題解決手法の知識」

    高橋 誠「問題解決手法の知識」

    鷲田 小彌太「分かる使える思考法事典: アイディアを生み出し、形にする50の技法」

    鷲田 小彌太「分かる使える思考法事典: アイディアを生み出し、形にする50の技法」

    三谷宏治「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 「拡げる」×「絞る」で明快! 全思考法カタログ」

    三谷宏治「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 「拡げる」×「絞る」で明快! 全思考法カタログ」

    B.ミラー (著), 弓野 憲一 (監修, 翻訳), 宗吉 秀樹 (翻訳) 「創造的問題解決: なぜ問題が解決できないのか?」

    B.ミラー (著), 弓野 憲一 (監修, 翻訳), 宗吉 秀樹 (翻訳) 「創造的問題解決: なぜ問題が解決できないのか?」

    高橋 誠 「新編創造力事典: 日本人の創造力を開発する」

    高橋 誠「新編創造力事典: 日本人の創造力を開発する」

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    蒼村蒼村

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