- 動画での説明
- はじめに
- 創造技法の位置づけ
- 記事の分割について
- 記事全体の見取り図
- 創造技法PPLn=1(なぜ?と問いをたくさんつくる)
- 創造技法PPL n=2(目的を階層化してみる)
- 創造技法PPL n=3(最初は広角レンズで文献探索)
- 創造技法PPL n=4(索引から情報を探してみる)
- 創造技法PPL n=5(見出しで全体を把握する)
- 創造技法PPL n=6(金塊は文書の中にはない)
- 創造技法PPL n=7(異なる専門家同士の対話は新しい発見を生む)
- 創造技法PPL n=8(機械にまかせておくと緊張感がなくなる)
- 創造技法PPL n=9(立場によって現地の見え方が変わる)
- 創造技法PPL n=10(情報の混沌状態にわざと踏み入れる)
- 創造技法PPL n=11(締め切りを設けて一旦満足する)
- 創造技法PPL n=12(情報鑑定士になってみる)
- 創造技法PPL n=13(情報を冷やかしてみる)
- 【基本】 「取材技法」とはなにか
- 参考文献リスト
動画での説明
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はじめに
創造技法の位置づけ
図で整理したものがこちら。
※詳細は第一回や創造発見法の記事で説明している。
問題解決技法を整理すると下の図のようになる。
今回扱う創造技法は「発散技法」あるいは「態度技法」に位置づけられる。
※発散技法とはアイデアをたくさん出していく技法のこと。
記事の分割について
記事を分割しています。
記事全体の見取り図
取材のプロセスは「自己探索」、「文献探索」、「現地探索」、「潜在探索」に簡易的に分類することができる。
文献は上の図のように簡易的に整理することができる。
現地は上の図のように簡易的に整理することができる。
創造技法PPLn=1(なぜ?と問いをたくさんつくる)
・得られたプレパターン・ランゲージ(コツを言語化したもの。ただしパターンの記述は緩いメモのようなもので、他のパターンとの全体的な関連付けはまだ行われていない)
創造技法PPL n=2(目的を階層化してみる)
創造技法PPL n=3(最初は広角レンズで文献探索)
創造技法PPL n=4(索引から情報を探してみる)
創造技法PPL n=5(見出しで全体を把握する)
創造技法PPL n=6(金塊は文書の中にはない)
創造技法PPL n=7(異なる専門家同士の対話は新しい発見を生む)
創造技法PPL n=8(機械にまかせておくと緊張感がなくなる)
創造技法PPL n=9(立場によって現地の見え方が変わる)
創造技法PPL n=10(情報の混沌状態にわざと踏み入れる)
創造技法PPL n=11(締め切りを設けて一旦満足する)
創造技法PPL n=12(情報鑑定士になってみる)
創造技法PPL n=13(情報を冷やかしてみる)
【基本】 「取材技法」とはなにか
「取材」とはなにか
POINT取材(英:news gathering):広義に、情報を収集する活動を意味する。
一般に「取材」といえば新聞記者の活動を我々は想定することが多い。たとえば事故のニュースを書くために、警察や目撃者に話を聞く、写真を撮るといった活動がわかりやすい。
社会学者の加藤秀俊さんは、「取材学」という本で、取材を「それぞれの個人の問題発見にもとづき、その問題解決のために必要な情報をえらびだすこと」だと定義している。
たとえばコスパの良い野菜を買うために、チラシを前もって見たり、知人に聞いたりする行動も「取材」にあたることになる。いわゆる「調査(リサーチ)」の概念に近いのかもしれない。
営業マンが、どのようにしたら業績が伸びるかを考えるために本を読んだり、上司に相談したりする行動も「取材」にあたる。
学者がある部族を観察したり、一緒に生活したりするという調査も「取材」である。
大学受験のために高校生が大学の下調べを行うことも「取材」である。
われわれは情報を手に入れ、それをもとに判断し、行動している。情報は言語化された文字の場合もあれば、映像や音、あるいは体験である場合もある。
たとえば「自転車の乗り心地」を明確に言葉にできないとする。しかし乗り心地について情報をもっていないわけではない。乗ってみることでその情報に基づいて、買うかどうか、故障しているかどうかを判断することができる。
このように考えると、「あらゆる人間は取材者である」といえる。しかし多くの人間は上手く取材できていない。情報を使いこなすのではなく、情報に使われてしまっている。
たとえば、学校では「与えられた課題をこなすこと」しかできず、会社では「与えられた指示をこなすこと」しかできない場合は情報に使われてしまっているケースである。
現代は「情報」であふれている(情報化社会)。手に入る書籍も増え、インターネットやAIで世界中の情報へアクセスできる。交通技術の発展によって現地へ行くことも容易である。
しかしどのようにして「必要な情報」へアクセスしたらいいのか、そして「情報を整理」したらいいのかを知らない人が多い。寿司屋が良い魚を仕入れられないと良い料理ができないのと同じように、まずは「取材」が重要になる。AIがあればなんでもできるわけではない。
川喜田二郎さんのKJ法の段階でいえば主に「情報集め」に相当する。
取材を「情報の整理・要約・統合」まで含めて広く捉えれば、AからCまでの段階である。狭く捉えればAからBまでの段階(詳細は第七回創造技法参照)。
・特に参考にしたページ
加藤秀俊「取材学」,7p,16-17p,30p
「自己探索技法」
「自己探索技法」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
取材のプロセスは「自己探索」、「文献探索」、「現地探索」、「潜在探索」に簡易的に分類することができる。
POINT自己探索技法:そもそもなぜ特定の情報を集めたいのか、その関心や目的を明確にする内省的な取材のコツのこと。
例:「世界を良くしたい」という大きな目的から、「異性にモテたい」、「業績を上げたい」、「ペットの機嫌をよくしたい」といった小さな目的まで幅がある。
自己探索の目的は主に「幸せ」や「欲求」であり、その実現が困難な場合に「問題発見」として現れると暫定的に解釈することができる。
たとえば「なぜ蛾は光に集まるのか」といった素朴で直観的な疑問、いわゆる「好奇心」も広義の問題発見に含まれる。
学習能力や探索行動(好奇心)はある範囲までは遺伝的に傾向が決まっていると仮に考えるとする(特に哺乳類に多い)。しかし後天的な学習によってそうした自由な好奇心が妨げられてしまう場合がある。たとえば絶対的な正解をただ暗記するだけ、与えられた課題を解くだけが成功とされるような教育では好奇心が育ちにくい。
・特に参考にしたページ
加藤秀俊「取材学」,26~28p
問題意識の整理方法
「自己探索技法」として、まずは「内省」が考えられる。「自分はなにがしたいのか」、「なにをするべき立場なのか」と自問してみる方法である。
テクニックとしては1人で「ブレインストーミング」をやってみてもいいかもしれない(第一回創造技法の動画で説明)。思いつく限りの自分のしたいこと、するべきだと期待されていることを列挙してみるのである。そして優先順位をつけていく。
問題を列挙したあと、「目的を階層化して整理しておく」と体系的に理解することができる。
たとえば「家族を守りたい」という大きな目的があるとする。そのための手段として「働いて稼ぎたい」「業績を上げたい」「上司と良い人間関係を築きたい」「セールストークを身につけたい」といった下位の目的が段階的に浮かび上がってくる。
もちろん内省だけでは「他者に望まれていること」や、「具体的な手段」が把握できないこともある。
その場合に「文献探索」がまず必要になる。インターネットや本で調べて、「職場で人間関係を良くするパターン、悪くするパターン」などを知り、自分が実現できているかどうかを把握したりするのである。さらに、実際に上司に望まれていることを聞いてみたり、観察してみたりするという「現地調査」も重要になる。探索は一方通行ではなく、往復的なものである。
創造技法PPLn=1(なぜ?と問いをたくさんつくる)
プレパターン・ランゲージでコツを示すとこのようになる(プレパターン・ランゲージについては別の動画で説明している。詳細にリンクを貼っておく。コツを体系的にゆるく言語化したものである)。
創造技法PPL n=2(目的を階層化してみる)
・こちらは「目的を階層化してみる」というパターン。
参考文献リスト
今回特に参考にした文献
加藤 秀俊「取材学: 探求の技法 (中公新書 410) 」
汎用文献
高橋 誠「問題解決手法の知識」
鷲田 小彌太「分かる使える思考法事典: アイディアを生み出し、形にする50の技法」
鷲田 小彌太「分かる使える思考法事典: アイディアを生み出し、形にする50の技法」
三谷宏治「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 「拡げる」×「絞る」で明快! 全思考法カタログ」
三谷宏治「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 「拡げる」×「絞る」で明快! 全思考法カタログ」
B.ミラー (著), 弓野 憲一 (監修, 翻訳), 宗吉 秀樹 (翻訳) 「創造的問題解決: なぜ問題が解決できないのか?」
B.ミラー (著), 弓野 憲一 (監修, 翻訳), 宗吉 秀樹 (翻訳) 「創造的問題解決: なぜ問題が解決できないのか?」
高橋 誠 「新編創造力事典: 日本人の創造力を開発する」
参考論文
竹下 俊郎「メディア研究における量的研究法の意義」(2019)[URL]
盛山和夫「説明と物語,社会調査は何をめざすべきか」(2014)[URL]
Shadbolt, N. & Smart, P.R. (2015). _Knowledge Elicitation: Methods, Tools and Techniques._ In J. R. Wilson & S. Sharples (Eds.), _Evaluation of Human Work_ (4th ed.). CRC Press.[URL]
A Multi-Disciplinary Review of Knowledge Acquisition Methods: From Human to Autonomous Eliciting Agents: George Leu, Hussein Abbass(UNSW Canberra, Australia) : Knowledge-Based Systems, vol.105, Elsevier(arXiv:1802.09669)
2016[URL]
Satish Prakash Chand「Advances in Educational Research and Evaluation」Volume 6, Issue 1, 2025[URL]



























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