Contents
はじめに
動画での説明
・この記事の「概要・要約」はyoutubeの動画の冒頭にありますのでぜひ参照してください。
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属性列挙の汎用テンプレート例
属性列挙法をマトリックスで表現したもの
属性展開テンプレート
【前提】はじめに
創造技法の位置づけ
図で整理したものがこちら。
※詳細は第一回や創造発見法の動画で説明している。
「何らかの解決すべき問題発見」が生じ、そのための「問題解決手段」として創造技法が用いられることになる。
発散技法と収束技法
問題解決技法を整理すると上の図のようになる。
今回扱う創造技法は「発散技法(発散型)」のひとつである「強制連想法」に位置づけられる「属性列挙法」である。
今まで学んだ発想法を位置づけて図にするとこのようになる。
属性列挙法
属性とはなにか
[1] 属性の定義
属性(英:attribute):一般に、ある対象がもつ個別の特徴や性質を意味する。今回の動画では、「代替可能な性質と代替不可能な性質の両方を含む、文脈によって変動するある対象の特徴」と広く定義する。
属性列挙法は文字通り、属性を列挙することによってアイデアを創出する方法である。細かいプロセスは後で説明するとして、まずは属性を理解していく。
例:鉛筆の属性は材質、色、形状、機能などに分類することができる。より具体的に言えば、材質は木であり、機能は紙に書き込むことを可能にするといったように列挙していくことができる。もちろん、木以外の属性や紙以外の対象も内容として挙げていくことができる。
英語で属性といえばattribute(アトリビュート)とproperty(プロパティ)の2つがある。
両者は重なり合う部分があるが、属性列挙法では主にアトリビュートを意味する。かなりざっくりといえば、アトリビュートは「独立させて取り出して変更や代替が可能な分析単位」であり、プロパティは「変更や代替が難しい本質的な分析単位」であるといえる。アトリビュートのほうが抽象度が低く、プロパティのほうが抽象度が高い。
たとえば「その椅子の属性は木材という材料である」という場合はアトリビュートだといえる。一方で、「水の化学的性質(property)として水素と酸素が含まれる」という場合の水素は代替が難しいのでプロパティだといえる。日本語で言えばアトリビュートは属性、プロパティは性質といったイメージが近い。
たとえば椅子の本質に「茶色」というものがあるわけではない。黒でも白でもいいし、透明の椅子というものもありえる。それゆえに、椅子の色はアトリビュートに近い。椅子の本質が「座るという機能」であり、これがプロパティだと考えることもできる。
一方で、水における水素のような物理的性質と違って機能は他にもあり、たとえばオブジェとして機能する場合もある(文脈の変動)。「オブジェとしての椅子の特徴や性質」といったように対象を限定していけば、より本質を特定することが可能になるともいえる。
このように、アトリビュートかプロパティかというのは厳密に区別することが難しいといえる(プログラミング用語ならば厳密に区別することもできるかもしれない)。
今回の記事では、属性をアトリビュートとプロパティの両方を含むもの、つまり「代替可能な性質も代替不可能な性質の両方を含む、文脈によって変動可能なある対象の特徴」という広義の概念として扱う。
もっとも、アイデアを考える際には「代替可能な性質」の発想が主に重要になると考える。「代替不可能な性質」は対象に関する理解で主に重要になる。ある対象の本質を理解したうえで、違う文脈でどう機能させるのか、替えられる部分はないか、と発展させていくイメージとなる。たとえば利益という文脈ではコストという非本質的な特徴が重要になることもある。代替不可能な性質の分析は情報収集段階であるといえる。
「『属性』とは、アトリビュート(atoribute)のことで、そのものが持つ特性(性質)のことです。商品開発やシステム改善をしようとするとき、アイデアを練る前に、対象とする消費にゃシステムの特性を前部列挙し、書き出し、その特性を検討したり、組み合わせたりして、新しいアイディアを連想しようというのが、属性列挙法なのです。」
高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,70p
[2] クロフォードにおける属性の意味合い
属性列挙法の発案者とされるロバート・クロフォードによれば、属性は「当該の事物に関連したものであればなんでもよい」という。
本質的なものであろうが、非本質的なものであろうが、なんでもよいということになる。たとえば構造、材料、販売方法、広告のやり方などが挙げられている。「机の属性」として販売方法や広告といったものが特徴として挙げられてもいいというわけである。
クロフォードによれば、人が無意識に注目しやすい属性は次の5つの傾向があるという。
- 利益や収益に関連する属性
- 手間や労力の削減に関連する属性
- 健康や身体に関する属性
- 美しさやデザインに関わる属性
- 社会的な風潮や流行に影響される属性
例えば「鉛筆」の属性を考えてみよう。文脈は「鉛筆を企業が売りたい場合の新製品」などと設定してみる。
鉛筆の開発コストや製造コスト、価格設定といった1の属性が考えられる。書きやすさ、消しやすさといった2の属性が考えられる。疲れにくさ、有害物質の有無といった3の属性が考えられる。色や形状、ロゴの美しさといった4の属性が考えられる。エコ素材、コラボ商品といった5の属性が考えられる。
もちろんこの5つのチェックリストだけで属性を出し尽くす訳ではない。クロフォードはオズボーンのナイン・チェックリストやブレインストーミングなどを利用することを推奨しているという。これらの方法については第一回や第二回の記事を参照してほしい。
【創造技法第二回】「オズボーンのナイン・チェックリスト」とはなにか
対象Xの素材はどうか、色はどうか、重さはどうか、機能はどうか、利用場所はどうか、耐久性はどうか、安全かどうか・・などと何十もの質問を投げかけるうちに、対象の属性というものがなんとなくつかめるというわけである。
「ここで、属性とは当該の事物に関連したものであればなんでも良く、たとえば、その使い方、その構造、その材料、その販売方法、その広告のやり方などである。クロフォードは、このやり方は神秘的に感じられるかもしれないが、創造性を発揮させるための数少ない方法の一つだし、また人類がそうとは気づかずにこれまでの歴史の中で採用してきたものである、といっている。」
出典:参考サイト1「クロフォードによると、人々が無意識のうちに選択する属性は、
儲けにつながること
省力化になること
健康に関すること
美やセンスに関すること
その時の世間の風潮といった方向のいずれかになる。ただし、アイデア生成の初期の段階では、上記の5種類に限らず、できるだけ多くの属性を考えるのが良い。そのためにクロフォードは、オズボーン(Osborn, A.F.)の9項目のチェックリストを使うことを勧めており、彼自身も次のような抽象的な属性リストを掲げている(Crawford 1964, p.35-36)。なお、こうしたアイデア生成の作業には、やはり同じオズボーンが提唱したブレインストーミングが有効であるとも言っている。」
出典:参考サイト1
[3] 名詞、形容詞、動詞という3属性の分類、直接的属性と間接的属性という2属性の分類
産業能率大学の創始者である上野陽一さんは、属性を次の三種類に分類して説明しているという。
- 名詞的特性(物質):材料、製法など。例:Xは木製である。
- 形容詞的特性(性質):形、色、デザインなど。例:Xは茶色い。
- 動詞的特性(機能):そのものの働きなど。例:Xは紙に書くことができる。
鷲田小彌太さんは「思考法辞典」でクロフォードの属性列挙法を紹介する際に、直接的属性と間接的属性に分類している。※しかしこの本はどの文章にどの出典があるかといった記述が一切ないので、クロフォード自身の分類かどうかはわからない。また、詳細も説明されていない。
直接的属性とは素材や形態、機能を意味し、間接的属性とは歴史、意味、イメージを意味するらしい。
上野さんの3つの属性に、間接的属性という別のものを付け加えた感じだろうか。しかし具体例やその分類の意義なども説明されていないのでよくわからない。
すこし別の角度から考えてみよう。社会学では「意味づけ」という要素が重要であり、「こうなっている」という客観的事実と、「こう解釈できる(こう理解できる)」という主観的事実にざっくりと分類することがある。※社会学の記事を投稿しているので気になった方はぜひ見てほしい
【基礎社会学第三六回(1)】エミール・デュルケムの社会学とはなにか、学ぶ意味や価値はあるのか
たとえば「この鉛筆は木でできている」というのは客観的事実であり、「この鉛筆は美味しそうだ」というのは主観的事実であると考えることができる。
後者の属性を間接的事実として柔軟に考え、前者と区別することでプラスαがあるかもしれない。アイデアは埋まっているものを掘り出すこともあれば、自分で付け加えて練り上げる場合もあるからだ。意味づけによって創出された属性を「間接的属性」として定義づけすれば、プロパティ(事実の特定)とアトリビュート(意味解釈、プラスα)の関係として捉えることもできるだろう。
「①テーマ『ホッチキスの改良』、②ホッチキスの特性をBSで出す、③出てきた特性を整理する。産能大学の創始者上野陽一さんは、日本に創造性開発を最初に導入した人です。彼は、特性を次の三種類に分類して説明しています(『』独自性の開発その技法)《技報堂》。
1. 名詞的特性――全体、部分、材料、製法
2. 形容詞的特性――性質(形、色、デザインなど)
3. 動詞的特性――機能(そのものの働き)
④各分類ごとにアイデア発想する。それぞれの特性をもっと伸ばすアイデアや、他の機能をつけ加えるなどして、よりよいホッチキスを考えます。具体的に現在あるものでは、ホッチキスに穴あけ機能をつけたもの。段ボールなどもとめられる強力ホッチキス。針を後部から入れ、マグネxtつおによって前部でとめられた超ミニホッチキスなどがあります。
」高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,90p
「①課題と解決目標を決める(具体的かつ明確に)。②考えられるかぎりのすべての属性を列挙する。③課題解決に適合するように属性をチェックし、アイディアを考える。非常に簡単に見えるでしょう。そのとおりですが、②で属性列挙表を作る必要があります。その場合、属性一般ではなく、直接的属性(素材、形態、機能等)と、間接的属性(歴史、意味、イメージ)に分類して列挙してゆく必要があります。ところで、②で属性を列挙するとき、ブレインストーミング法やシネクティクス法を応用したら、いっそう効率的になるでしょう。」
鷲田小彌太「分かる使える思考法辞典」,すばる舎,第一版,71p
[4] 観察と属性の関係
観察 (英:observation):一般に、対象の状態や変化を注意深く見て、事実や特徴を記録・把握する行為を意味する。
例えば私は身体の体調が悪い時、まず食べ物に注意が向かう。普段食べてない物を食べたかどうか、組み合わせが悪かったかどうかなどをチェックしていく。
そこで、ある特定の食べ物だけを日頃の食事から一定期間抜いて実験し、どういう結果が生じるかメモをとるなどしてみる。私の場合は蕎麦を抜いた期間には必ず異常なくしゃみがおさまっていることを観察したことがある(当時は夏であり、冷たい蕎麦を毎日のように食べてていた)。
クロフォードは列挙された属性のなかで「重要な属性」に気づくためには、「観察」が大切だという。
特に、「差異」に注目するといいという。差異とは一般に、「他のものとのちがい」を意味する。
たとえば日陰でミニトマトを育てる場合と、日向でミニトマトを育てる場合には、日照条件という差異がある。
なぜ片方で育たず、片方で育つかを観察すると、「太陽の光」という関連する属性が重要なのではないかと気づくというわけである。ミニトマトの成長において日照条件は重要な属性だといえる。
クロフォードはネブラスカ州立歴史協会のキュレーター(博物館や美術館などで資料や展示物を収集・保存・研究・展示する専門職)の観察の例を挙げている。
このキュレーターは「ある発掘物だけが湿度の高い環境でも劣化していない」ことに注目した。その原因を5年間追究した結果、防水性のある物質を発見し、最終的にはそれを基に企業を立ち上げたという。
「なぜこのXだけが劣化していないのだろうか」という疑問、驚きをまずはもつ。次に、そのXの属性Aとはいったいなんだろうかと推測していくのである。
YにはなくてXだけが所有する属性Aとはなにかとさまざまな実験や観察などを繰り返して過程だとも言える。そうして発見された属性Aは重要な属性であり、観察が重要な属性に関連しているといえる。ただ直感的に属性を挙げていくだけではなく、じっくりと観察し、論理的な思考によって属性を考えるパターンも重要なのである。
「クロフォードは、重要な属性に気づくためには、観察、特に差異に注意を向ける観察が大切だとしている。
その例として次のような例を挙げている。ネブラスカ州立歴史協会のキュレータのひとりが、発掘された遺物の一部が周囲の湿度にも関わらず完全に保存されていることを見出した。普通の人なら、「わ、良かったな」で済ませてしまうところ、彼は5年もかけてその原因を追求し、防水物質を発見するに至り、それをもとに会社をおこすまでになったことをあげている。この例は、発掘した遺物が他の遺物と違って(つまり差異に関する観察)腐敗していなかったという属性を見つけてから、努力の末に、それを他の物質の保存にも適用できる防水物質を発見するに至った事例といえる。」
出典:参考サイト1
[5] (コラム)社会学における差異法と形式分析
先程の項目で「差異の観察」が重要だと学んだ。差異の観察は自然科学でも社会科学でも基本の方法である。
今まで私が社会学の講座で扱った「差異法」と「形式分析」を紹介する。前者は科学全体において最も基本的なものであり、後者は社会学の一部で扱われている応用的なものである。
差異法:「ある現象が起こっている事例と起こっていない事例において、前者だけに含まれる条件がただ一つあって、それ以外のすべてが両者に共通しているならば、その1つの条件が両事例の差の原因である。」という考え方。
ミルが提唱したといわれる5つの帰納法(ミルの方法)のひとつ。
図にするとこのようなイメージとなる。
例:一方のネズミにはある薬を餌に混ぜ、もう一方のネズミにはただの餌を投与する。その他の条件は一律にする。薬を飲ませたネズミのグループのほうが長生きした場合、薬が原因だったと推定することができる。つまり、因果が特定される。
自然科学ではこのような実験が可能だが、社会学では難しい。
たとえばなぜある社会だけ自殺が多いのかという原因を調べたり、資本主義の発達の原因には何があるかという原因を完璧に調べることは難しい。たとえば歴史上、同じような条件を持った2つの国があり、ある一つだけ条件が異なる場合などを想定すればその難しさがわかる(そのようなケースは稀有だから)。2つ以上の独立的な差異がある場合、どちらが原因かどうか厳密にはわからなくなる。
したがって、統計や伝聞、アンケートなどの資料を用いて客観的妥当性を高めるという努力が必要になる。もちろん統計においても、社会Aと社会Bには宗教制度の違いがある、経済制度の違いがあるといったような「差異の観察と比較」がベースとなっている。
社会の属性にはなにがあるだろうか。宗教、経済、文化、政治、家族・・・といったように考えていき、プロテスタントや仏教といったように具体化し、それらを比較していくといったイメージは属性列挙法と重なってくる。
【基礎社会学第二十二回】マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」とはなにか
形式分析:排除された側、マークのない側に何があるのかとつねに問う分析的アプローチのこと。
ニールス・アーカースドローム・アンデルセンが社会学者のニクラス・ルーマンに影響を受けて考えた分析方法である。
たとえば、ある漫画Aの本を観察するとき、「どのような区別を用いているのか」と疑問を投げかけていく。
社会学や物理学、小説とは違うものとして区別しているかもしれない。ここで重要なのは、私があるものを観察するとき、あるいは指示するとき、「それ以外の全ての要素をイメージしているわけではない」ということである。
実際はより限定的に、小説とは違う、勉強に使う本とは違う、Bの漫画とは違う、といったように具体的にイメージしているのだろう(無意識下で)。
この具体的な範囲の要素が、人によって違う、社会によって違う、システムによって違う、組織によって違う、コンテクストによって違うという点が面白い。
「マークのない状態は、通常、暗黙のうちに与えられているだけ」だという視点も面白い。たしかに私は本棚のワンピース(漫画)を手に取るときや観察するとき、これはピカソの絵ではないだとか、あるいは鬼滅の刃ではないなどといちいち意識的に区別していない。
「マークのない状態はなにか?」と問うことはそうした無意識的なものを問い直す視点なのである。独創的なアイデアのためのヒントは人々が普段意識しない領域にあるのではないだろうか。
我々がある対象Xの属性を直感的にA、B、C・・・と挙げていくとする。それらは「マークのある状態」だといえる。
では、対象Xの属性とされなかったもの、つまり「マークのない状態」にはいったいなにがあるのかと発想していく。たとえば私はダイエットの場合、「できるだけ食べない」という属性を選びがちであり、「たくさん食べる」という属性はマークの外にある。
人によって、社会によって、それぞれマークのあり方は違う。それらの差異を、もっと抽象的に言えば「どういう区別・原理に基づいてマークを付けているかという視点」に目がいくと面白いかもしれない。
たとえば商品Aを売りたいとき、ある集団アルファにとっては「マーク1」が重視されるが、ある集団ベータにとっては「マーク1の外にあるマーク2」が重視される場合もある。マークはどういう区別でつけられているのか、マークされていないものにはなにがあるかという視点への着目は属性列挙法をもっと柔軟に利用させてくれるに違いない。
属性列挙法とはなにか
[1] 属性列挙法の定義
属性列挙法 (英:attribute listing):対象の属性を抜き出し、その属性を他の対象に適用することによって創造的なアイデアを生み出す発想技法を意味する。
属性とはなにかについては前の項目で学んだ。列挙された属性をどのように利用するかについては、プロセスの項目で深く扱う。
誰が発案したのか
属性列挙法はネブラスカ大学のロバート・クロフォード教授によって1930年代に発案されたものだとされている。
日本では上野陽一さんが1957年頃に「特性列挙法」と翻訳して紹介している。現代では「属性列挙法」と翻訳されることが多いようだ。
「この技法は米国ネブラスカ大学のロバート・クロフォード教授によって提唱されたもので、強制連想法の一種です。」
高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,88p
「一九三〇年代、アメリカのネブラスカ大学、ロバート・クロフォード教授によって提唱された、発想・思考法です。強制連想がその特徴です。」
高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,70p「技法としては、物や対象物の特性を洗い出して発想を考える方法です。『問題を細かくするほどアイデアがでやすくなる』という考えをもとにしています。」
高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,89p
「要約すると、この手法は、アメリカのネブラスカ大学教授だったクロフォード(Crawford, R.P.)によって提唱された発想法である。特性列挙法ともいわれる。何らかの事物の属性(attribute)を抽出し、その属性を他の事物に適用することによって、新しい使い方やコンセプトを生み出すというものである。」
出典:参考サイト1
[2] クロフォードの三重化とはなにか
クロフォードが「属性列挙法」という言葉を用いる前に、「三重化」という考え方を提唱しているので紹介したい。
三重化(英:triplication):ある対象を素材Xと属性Aに分解し、その属性Aを他の素材Yに適用してYAを生み出すという発想法のこと。X・A・Yのように三要素を用いるため、三重化と呼ばれる。※記号の表現は他にもある
三重化の具体例
たとえば「新しい筆記用具」という問題があるとする。そこで、鉛筆というX、消しゴムで消すことができるというAを考えてみる。
このAという要素を他のY、たとえばボールペンに「適応・改造・作り替え(adaption)」することはできないかと考えていくのである。たとえばYAという「消しゴムで消せるボールペン」という新商品を考えることができる。
もちろん三重化だからといって、要素が三つに限定されるわけではないだろう。XのAからZまで取り出し、YにA、B、D、F、H、Zの6属性を適応させてみるといった考えもできるかもしれない。
いずれにせよ、対象(Y)、別の対象(Z,…)、属性(A,B,C,…)という3つの要素が主体であることに変わりはない。個人的には素材はABCのアルファベットで扱い。属性はαβγというようにギリシャ文字で扱ったほうが使いやすいかもしれない。もっとも、具体的に用いる際はXというより鉛筆や木材といった具体名を使うのでそこまで問題はないだろう。
クロフォードのやり方は哲学者であるルネ・デカルト(1596-1650)の方法とよく似ている。
デカルトの原子論的アプローチを図にまとめるとこのようになる。
複雑な問題をより単純な要素に分解し、点検し、総合し、また点検するという手法である。たとえば建築家で有名なグロピウスも、この手法を真似して、カリキュラムを考えている(彼にとっていちばん重要な問題は、「住むとはどういうことか」である)。
だいたいどんな方法も昔の人が同じようなことを考えている。創造も同じで、完全に独創的な発想法や、アイデアというものはない。もし仮にあったとしても我々には理解できないかもしれない(たとえば宇宙人の発想したアイデアなど)。発想法において大事なのは独創的かどうかより、実際に使えるかどうかであり、使いやすいかどうか、理解しやすいかどうか、効果的かどうか、改良されているかどうかなどだろう。
「クロフォードはこうしたA,X,Bの関係を三重化(triplication)と呼んでいる。こうした形でAXの属性Xを他のものに適用してBXやCXやDXを作るという考え方は、属性列挙法の基礎となるものである。その点で、属性列挙法という名前はでてこないが、この書籍を原典としてもいいだろう。」
出典:参考サイト1
属性列挙法はどうやるのか、プロセスや具体例
[1] 対象を特定する
基本のプロセスは上の図のとおりである。順に説明していく。
例:「新しい鉛筆の商品を考えたい」、「新しい小説のストーリーを考えたい」、「営業の業績を上げたい」など。
ここでいう対象とは鉛筆のような「物」の場合もあれば、美しさのような形のない「概念」の場合もある。良い接客というような「サービス」の場合もあれば、資格の勉強方法といったような「プロセス」、モテたいといった「課題」の場合もある。要するに、かなり広い、ざっくりとした項目を意味している。
「①テーマ『ホッチキスの改良』、②ホッチキスの特性をBSで出す、③出てきた特性を整理する。産能大学の創始者上野陽一さんは、日本に創造性開発を最初に導入した人です。彼は、特性を次の三種類に分類して説明しています(『』独自性の開発その技法)《技報堂》。
1. 名詞的特性――全体、部分、材料、製法
2. 形容詞的特性――性質(形、色、デザインなど)
3. 動詞的特性――機能(そのものの働き)
④各分類ごとにアイデア発想する。それぞれの特性をもっと伸ばすアイデアや、他の機能をつけ加えるなどして、よりよいホッチキスを考えます。具体的に現在あるものでは、ホッチキスに穴あけ機能をつけたもの。段ボールなどもとめられる強力ホッチキス。針を後部から入れ、マグネxtつおによって前部でとめられた超ミニホッチキスなどがあります。
」高橋誠「問題解決手法の知識」、日本経済新聞出版社、第二版,90p
[2]対象の属性をリストアップする
例:名前、部品、機能、使用方法、ターゲット市場、材料、色、質感・・・といったさまざまな観点から属性をリストアップしていく。5つの基本属性をヒントに考えていっても面白い。ナイン・チェック法やスキャンパー法、ブレインストーミングなどを利用しても効果的だろう。
3種類の基本属性や、2種類の基本属性から各属性を展開していく方法もやりやすいかもしれない。
たとえば鉛筆の機能は紙に描くことができる、オブジェにできる、ペン回しで暇つぶしにできる、武器にできる、物差しにできるなどなど複数の属性として展開させることができる。
[3] 各属性を分析し、整理する
乱雑に列挙された属性を体系的に整理していく。たとえば類似したグループでまとめたり、機能でまとめたりしていく。
次に、目的と関連しそうなものや面白そうなものをピックアップしていく。たとえば鉛筆の「消しゴムで消せる」という属性は他のなにかに使えそうだな、もし他のものと組み合わせたら売れそうだなとなんとなく感じたらマークしておく。
[4]既存の属性と他の属性を入れ替えてみたり、他の対象に属性を当てはめたりする
(ケース1)クロフォードのやり方は基本的に、まず「変化させたい対象X」を用意し、「Xとは異なる対象Y」を次に用意するという手順をとっている。
たとえばボールペン(X)と鉛筆(Y)という対象を用意する。
ここで属性を列挙するのは変えたい対象、たとえば「新商品として売り出したいボールペンX」ではなく、とくに新商品として売り出す気はない鉛筆Yである。
もちろんここで電柱Yがきてもいいし、カレーライスYがきてもいいかもしれない。とにかく違う事物をもってくる必要がある。このあたりはセンスが関係してくるのかもしれない。
鉛筆の属性の中に、「消しゴムで消せる」という属性Aがあったとする。つまり、YのAである。
このYのAをXに当てはめる、適応(改造、組み換え)させるわけである。そうして新しいアイデアXAが生まれる。
Yの属性が5つであり、さらにそれぞれ代替可能な属性案や展開可能な属性案が4つずつあるとする。たとえばYの属性である「消すことができる」には「消しゴムで消すことができる」、「手で消すことができる」、「水で消すことができる」などそれぞれ展開や代替属性を考えていくわけである。素材なら金属、木製、プラスチックなどといったように展開していく。
属性が5つでそれぞれ4通りもつとすると、その組み合わせのパターンは論理的には1024通りにもなる。
もちろん全てのパターンを考える必要はないだろう。あくまでも主体は「ボールペン」であり、ボールペンに適したパターンをピックアップしていけばいい。
たとえば学生がターゲットなら、消しゴムで消せるボールペンがヒットするかもしれない。色のついた折り紙の属性である「キラキラ光る」という属性をボールペンに当てはめて、「キラキラ光るペン」という発想をすることもできる。無限ライターという商品の「無限」という属性をとって、無限にインクが出るペンなども検討してみるのもいいかもしれない。溶けないアイス、揚げるバターなど、予想外な組み合わせは世の中にたくさんある。
(ケース2)上野陽一さんの改変バージョン
黒須正明さんによると、上野陽一さんの紹介する属性列挙法とクロフォードの属性列挙法は異なる方法であるという。
クロフォードの場合は何らかの対象の属性を抽出し、べつの対象に適用するという方法である。上野さんの場合は、何らかの対象の属性を可能な限りリストアップし、代わりの属性はないかと試行錯誤するという方法である。
たとえば対象X、対象Xの属性AとBとCがあるとする。既存の対象Xにはほとんど対象Xと属性Aの組み合わせばかりであり、AをBに変えてみると実はコストがかからず、機能もより良いかもしれないと推測していく。
つまり、XAではなく、XBやXCはないかと試行錯誤していくわけである。黒須さんの言い方で言えば、「当該事物の改善を目指す方法」であり、他の事物に適応するというクロフォードのオリジナルな方法とは異なるというわけである。とはいえ、代替可能な属性を列挙していく際に、他の事物の属性を代替可能な案として採用する場合、両者は近似することになる。
上野さんのやかんの属性の例はこちらである。
たとえばやかんは鉄ではなくアルミニウムにすればいいのではないか、ステンレスにすればいいのではないかと考えていくわけである。
火ではなく電気で沸かせばいいのではないか、といった発想も属性の代替可能な変化だといえる。
「本書では、特性列挙法という名前を使った説明がなされている。例としてヤカンを改良するためのアイデアを生むために、まずヤカンの特性を列挙するという話が書かれている。さらに産業能率大学の橋本講師の発案した、物質(名詞的特性)、性質(形容詞的特性)、機能(動詞的特性)を区別して列挙する方法が紹介されている。ただし、AXからBXを考えるという形の説明はなく、AXのXという属性(名詞的、形容詞的、動詞的)を個別に検討して、それをAX’のように改良するという形での説明になっている。」
出典:参考サイト1
[5]属性を評価する
最終的に組み合わされたアイデアを評価する段階である。評価の軸はケースバイケースだといえる。
ビジネスにおいては実現可能性やコストパフォーマンスなどが重要かもしれない。仮に利益が低くても店に客を集める奇抜な商品であれば、違った評価が可能になる場合もある。絵を描く際のアイデアの場合は独自性や美しさといったものが重要になってくるかもしれない。
属性列挙法の応用
バリューエンジニアリング(VE、VA)とは
[1] VE法の定義
バリューエンジニアリング(英:Value Engineering,VE):機能に対して最小のコストで最大の効果を出すことを目的とした手法のこと。
1947年にGE社のマイルズが「必要なのは素材でなく機能である」と気づきバリューアナリシス(Value Analysis,VA,価値分析)として発案したのが始まりであるという。
その後、アメリカの国防相でVEと改名され、軍事産業などで使用されるようになったという。現代では日本の企業でも導入されているところが多いらしい。
※今回はVEの5原則と、簡易プロセスをざっと紹介するだけに留める。別府俊幸さんの論文を参考に説明していく。
[2] VE法の5原則
① 使用者優先の原則(Customer-Oriented Principle):製品やサービスは最終的にはそれを使う人間のために存在すると考えていく。
顧客が何を求めているのか、どのような価値に重きを置いているかを優先する。
例えば顧客はかならずしも飛行機の外見の美しさを重視せず、安定性や速度、コストパフォーマンスを求めているといえる。ボールペンに求められる機能は「文字を描くことができる」という機能であり、ペンの先から水が出たり、ペンの先から炎が出たりする機能ではないだろう。
商品紹介のイラストを描く場合でさえも、この絵は顧客を安心させるのか、信用を生み出すのか、ドキドキさせるのかといった機能(=結果)を重視していくといえる。
② 機能本位の原則(Function-Oriented Principle):目的の達成に必要な機能を中心に考える。
目的とは著しく離れた機能や、コスト、外見を重視しすぎてはいけない。まずは目的達成に必要な機能が中心であり、そのうえでコストをどのように減らせるか、外見をよくできるかなどを考えていくというわけである(外見が主要な機能に関わる場合もある)。
また、一見機能に見えないような「手段」も機能として扱うという。たとえば修正テープの主要な機能は「文字を消すこと」であり、そのための手段は「修正膜を貼ること」である。
この手段も機能として考えていくという点が重要になる。実現方法も広義に機能として考えていくことで、幅広く他の代替可能な機能を考えていく姿勢が可能になる。たとえば修正膜を貼るという結果を出すためにはどのような属性が有用なのか、とさらに考えていく。
③ 創造による変更の原則(Creative Change Principle):既存の枠にとらわれず、自由な発想や創造的なアイデアによって、より良い代替案や改善策を生み出すことを重視する原則のこと。特に「既存の機能の分析とその代替(変更)」が重要な観点となる。
自由な発想を可能にするために、ブレインストーミングやナイン・チェック法やマトリックス法、そして属性列挙法もその手段として挙げることができるだろう。
④ チームデザインの原則 (Team Design Principle):多様な専門知識や経験を持つメンバーが協力して行うチーム活動であることを原則とするという。
例えば設計、製造、販売、調達など、関連する様々な分野の専門家が連携することでより創造的なアイデアが出てくる可能性が高まるという。企業の製品開発などが念頭に置かれているため、チームワークがポイントになる。そもそも企業の製品開発は一人だけに任せるのではなく、チームとして任されることが多いだろう。しかし、一人でこの手法が使えないというわけではないと考えていく(ブレインストーミングがそうであったように)。
⑤ 価値向上の原則(Value Improvement Principle):価値とは、機能とコストの比率で決まるという原則のこと。
不要または低効率な機能は排除・改善し、全体の価値を高めていかなければならないという。ただし、ただコストを下げればいいというわけではなく、そのバランスが必要になる。
方程式(評価式)を図にするとこのようになる。
コストがかかりすぎると分母が増えすぎて、価値が低くなる。たとえば1/2、1/20ときくとわかりやすい。一方で、機能が低すぎても、価値が低くなる。問題はどのように数値化するかだろう。機能とコストをセットで考える点はVEの特徴であるといえる。
[3] VE法のプロセス
VEのプロセスは10ステップあるという。別府さんの図を参考に作成した図がこちらである。
※段階はもっとすくないものもあるようだ。たとえば創始者のマイルズはバリューアナリシス・ジョブプランと名付け、6段階でまとめている(情報収集・機能分析、創造、評価、開発、実施)。準備、情報収集、分析、発想、評価、開発、提案、フォローアップという8つの段階のものもある。10段階のものはこれを踏まえたうえで発展させたものだろう(たとえば日本EV協会など)。
ざっとプロセスを見ていく。各プロセスには主要な質問があるのでわかりやすい。
① 情報収集:「それは何か?」と質問して情報を調べていく。例えば顧客のニーズや市場のデータ、競合製品の情報など。
② 機能の定義:「その働きは何か?」と質問して情報をもとに機能を定義していく。動詞+名詞の2語で表現するといいらしい。たとえば水を供給する、紙に書く、字を修正するなど。
③ 機能の整理:「何のために?どのようにして?」と質問して定義した機能を整理していく。目的と手段の関係で整理したりするという(機能系統図の作成)。基本機能と二次機能などにわけたりもする。
④ 機能別コスト分析:「そのコストはいくらか?」と質問して、各機能を実現するためにどれくらいコストが掛かっているかを分析する。コストの構造などを明確にする。
⑤ 機能の評価 :「その価値は?」と質問して各機能の重要度とそれにかかっているコストを比較し、その機能の価値を評価する。機能分野の価値/現行コスト=価値。
⑥ 対象分野の選定:「どこに労力を集中すべきか?」と質問し、評価された各機能のなかでどれを優先して取り組むかを決める段階である。
⑦ アイデア発想:「他に同じ働きをするものはないか?」と質問しながら、機能を実現するための代替案や改善案を連想していく。
⑧ 機略評価:「これは検討に値するか?」と質問しながら、アイデアの中で実現可能性や効果の見込みがあるものを絞り込んでいく。
⑨ 具体化:「どう実現するか?」と質問しながら、選定されたアイデアをどのように具体的な形として落とし込んでいくかを考える段階。例えば製品の代替案を作成する。
⑩ 詳細評価:「本当にこれでいいのか?」と質問しながら、具体的な形に落とし込まれた案を評価する段階。たとえば開発コストや製造コストなどを見積もり、どれだけ価値が向上するかを計算する。
VEの参考論文はこちら
別府 俊幸「バリューエンジニアリング (VE) を用いたエンジニアリング・デザインPBL」
SAMM法とは
[1] SAMM法の定義
SAMM法 (英:Sequence-Attribute Modifications Matrix):属性列挙法とオズボーンのチェックリスト法を組み合わせた手法。
この方法については情報が少ない。※高橋誠さんがこの方法を紹介しているが、「属性列挙法とオズボーンのチェックリスト法を組み合わせた手法」としか説明しておらず、詳細が不明である。
検索してみると、「属性改良配列マトリックス法(Sequence-Attribute Modifications Matrix)」という言葉が数件出てくるが、詳細は不明である。
英語で調べ直してみると、以下のものがどうやら起源の可能性が高い。Souder, W.E. and Ziegler, R.W. (1977) ‘A review of creativity and problem-solving techniques’, Research Management, 34–42
[2] SAMM法のやり方
縦軸にプロセスの各段階を並べ、横軸には一般的な変更のチェックリストを配置するという。
これでマトリックスとチェックリストが組み合わさっていることがわかる。プロセスとはある対象Xの属性の時系列的な列挙であると考えていけば、属性列挙法ともいえる。属性をチェックリストで改変していくと考えれば、たしかにアイデア発想法であるといえる。
プロセス | チェックリスト1 | チェックリスト2 | チェックリスト3 | チェックリスト4 | チェックリスト5 | チェックリスト6 | チェックリスト7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
プロセス1 | |||||||
プロセス2 | |||||||
プロセス3 | |||||||
プロセス4 | |||||||
プロセス5 | |||||||
プロセス6 |
図にするとこのようなイメージとなる。
プロセスの段階 | 削除 | 代替 | 再配置 | 組合せ | 増加 | 減少 | 分離 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
鍋に水を入れて火にかける | ✔ | ✔ | |||||
卵を鍋に入れる | ✔ | ||||||
タイマーをセットする | ✔ | ✔ | |||||
火を点ける | ✔ | ✔ | |||||
タイマーが鳴るまで加熱 | ✔ | ✔ | ✔ | ||||
食べる | ✔ | ✔ | ✔ |
たとえば「ゆで卵」の属性をプロセスに絞って適当に列挙して考えてみる。
そのプロセスを縦軸に並べ、横軸に任意のチェックリストを配置する。
たとえば鍋に水を入れて火にかけるという既存のプロセスを削除して、水なしでゆで卵はつくれないかと考えてみる。
火ではなく電気で卵を作れないかと考えてみる。そのようにチェックを付けたものに具体的なアイデアを書き入れていき、発想していくという手法として考えることができる。
Xの属性 | 展開1 | 展開2 | 展開3 | 展開4 | 展開5 | 展開6 | 展開7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
属性1(例:素材) | 木材 | 金属 | プラスチック | ・・・ | |||
属性2 | |||||||
属性3 | |||||||
属性4 | |||||||
属性5 | |||||||
属性6 |
もちろん、単純に縦軸に属性、横軸に展開された属性(内容)というマトリックスを作っていくことも可能かもしれない。複数のマトリックス表を作り、違う対象に当てはめて考え直すこともできるだろう。
参考文献リスト
汎用文献
高橋 誠「問題解決手法の知識」
鷲田 小彌太「分かる使える思考法事典: アイディアを生み出し、形にする50の技法」
鷲田 小彌太「分かる使える思考法事典: アイディアを生み出し、形にする50の技法」
三谷宏治「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 「拡げる」×「絞る」で明快! 全思考法カタログ」
三谷宏治「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 「拡げる」×「絞る」で明快! 全思考法カタログ」
B.ミラー (著), 弓野 憲一 (監修, 翻訳), 宗吉 秀樹 (翻訳) 「創造的問題解決: なぜ問題が解決できないのか?」
B.ミラー (著), 弓野 憲一 (監修, 翻訳), 宗吉 秀樹 (翻訳) 「創造的問題解決: なぜ問題が解決できないのか?」
高橋 誠 「新編創造力事典: 日本人の創造力を開発する」
参考論文
別府 俊幸「バリューエンジニアリング (VE) を用いたエンジニアリング・デザインPBL」[URL]
参考サイト
1:原典への旅(3):属性列挙法 (attribute listing)[URL]
2:『Attribute Listing (and Variants)』 by Comscientia [URL]
3:『Attribute Listing』 by Alchemy Research & Consultancy [URL]
4:「 McGill.CA / Value Engineering[URL]
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